こんにちは、サインゼロ(@sine_zero)です。
今回は、ある質問サイトで寄せられていた投稿に疑問を抱きまして、それをお話にしていこうと思います。
少し内容が重くなる可能性があるので、気分が悪くなったら他の記事に移っていただいて構いません。
なぜこの言葉を言ってはいけないのかがわからない
今回、その質問サイトで投稿されていた見出しが「なぜこの言葉を言ってはいけないのかがわからない」というもので、とある方の家庭環境に関する内容でした。
40代も後半になった「いい歳をした」おばさんです。
「生んでほしいって誰が頼んだのよ」
思春期の頃、よく親に向かって口にした言葉です。
大人になるにつれ「それだけは言ってはいけない言葉だ」と周囲から言われたり、テレビ等でそう言っている人がいるのを見て、口にすることはなくなりました。
でもそれは、自分が心から納得したからではなく、口にすると必ず「親不孝」「親の心子知らず」だの「親になればわかる」だのと言われ、責められるのを学習したからです。
でも、逆に親からは、ことあるごとに
「誰のために苦労していると思ってるんだ」
「誰のおかげで食べさせてもらえると思っているんだ」
「雨露しのげるだけでありがたいと思え」など、言われてきました。
「気に入らなければ出ていけ」
「よその子になれ」
「お前のおかげでやりたいことも我慢してきたんだ」じゃあなんで産んだの?私は一言も頼んでない。嫌なら産まなければよかったじゃない。
そう思うことも間違いなんですか?
この歳になっても「ああ、あの言葉は言っちゃいけなかったんだな」とは思えないのです。
上記の引用文を要約すると、「なぜ、親に『勝手に産んだくせに!』と言ってはいけないのか?」という内容でした。
私の知人に似たような発言をした方がおり、そのような考え方を持つ方が他にもいるのかな?と思い調べた結果、結構な数の質問がありました。
私は、この結果を見てすごく驚きました。
私はそんな風に考えたことはない
私は、上記のような「産んでほしいって誰が頼んだ!」というような気持ちになったことはないです。
こればっかりは、自信を持って言えます。
正直、こんな発言を成人済の方で発言したり、疑問を持っている方の人間性を疑うレベルです。
おそらくですが、そのように考える人の中で下記のような内容が含まれる方がいるのではないでしょうか?
- 「家が貧乏で自分の思うようにならない」
- 「親が自分の意志に反する理不尽な要求をしてくる」
- 「親の期待が高すぎて自分は親の意向についていけない」
私も上記に当てはまるようなとても甘いとは言えない環境でした。
ですが、さすがにどんな厳しい言動を親にされても「産んでほしいって誰が頼んだ!」とは言えないですし、思ったこともありません。
このような発言は、思春期の頃に多く見られるようで、「受験」や「人間関係」に疲れた結果、親にそのようなことを言ってしまうことがあるようです。
しかし、よく考えて欲しいのが、それを言ったところで現在の親が「どうしろ?」っていう話ではないですかね。
10年近くも自分の人生を割いて、自分たちなりに一生懸命育ててきた子供にそんなことを言われたら、当然悲しいと思いますし、それを言われたからといって、努力でどうなるものではありません。
言われた人が努力してもどうにもならないことで、責めたり貶めたりするのもしてはいけないことだと思います。
この質問サイトの回答にもありましたが、私も同じことを思いました。
相手に対して怒りや非難をする場合、相手に改善の余地があることに対して発言するものです。
子供の頃に「相手の体系に関する悪口はしてはいけない」と多くの方が教わったはずですが、それと似たようなものです。
しかし、例外はあると思います
この話は、ここまで一方的に「そのような発言を言った子供側が悪い」という意見をしていきましたが、もちろん例外はあります。
それは、「その親としての義務を果たしていれば」のことです。
最低限の衣食住をさせていなかったりですとか、虐〇や過剰な暴〇のような身体に影響の出る可能性がある行為をしている場合には、例外となります。
このような例外がある場合には、確かに「産んでほしいって誰が頼んだ!」という言葉が出ても仕方がないと思います。
「産んでほしいって誰が頼んだ!」と言われた時の親側の対応
ここからの話は、私は親になったことがないので、憶測でしかありません。
「なんでこんな奴に子育てについてとやかく言われなきゃいけないのか」と思われる方は、この先は読まなくてもいいです。
「産んでほしいって誰が頼んだ!」と言われた時の親側の対応は、「売り言葉に買い言葉にならず、そのまま黙って聞く」です。
絶対にこの言葉に関して反論してはいけません。
当然、こんなことを言われたら親側もカチンと来ると思いますが、感情的になるのではなく、真剣に子供と向き合う必要があります。
「どうしてそんなことを言うのか」ということを子供と一緒に考えてあげてください。
そういうことを言う人は、とても他人には言葉にすることが難しい深刻なストレスを抱えているように見えます。(私の知人もそうでした)
そのストレス発散の矛先がわからないまま、親に怒られたりすると、親への八つ当たりとしてそのような言葉を言ってしまうのだと思います。
親は、絶対的な子供の味方にならなくてはいけません。
そのような発言をするような状態にまで子供のストレスに気づけなかったまたは向き合えなかったことを反省し、子供に向き合ってあげてください。
言われた自分も悲しかったり、辛いかもしれませんが、それ以上に子供の方が深刻な状況にある場合があります。
そして、子供はそのようなことを言ってしまったことを後悔するのは、自分が成人して親に本当の意味での感謝をし始めた時だと思います。
それまでは、子供に何と言われようとも真剣に寄り添っていくことが大切だと思いました。
だって、大切な自分の子供なんですからね。
まとめ
普段パッパラパーなことしか書いてないので、説得力も文章力もないですが、ふと思ったことを書いてみました。
特に私の家庭事情に何かあったのではないかという話ではないです。
言った子供側の目線と言われた親側の目線、どちらも経験はありませんが、そのうち親側は経験する可能性があるので、この考え方は心に留めておこうと思います。
まぁそうやって憎まれ口を言えるのも生まれてきたからなんだよなって思う
産まれなかったなら憎まれ口言う必要もなくなったんだけどなって思う